スポンサードリンク

アルギニン摂取による副作用

アルギニン摂取による副作用にはどのようなものがあるのでしょうか?アルギニンの致死量は、ラットでの実験によると経口摂取で16,000mg/kg、腹腔内投与で3,600mg/kgとなっており、アルギニン自体の毒性はかなり低い物質であると言えますが、それでも副作用はあります。

アルギニンの経口摂取による副作用で最も多いのは下痢・胃腸障害ですが、他にも鼓腸(腹部にガスがたまったような感覚を伴う状態)や文献は少ないですが痛風の報告もあります。アルギニンのアレルギー症状としては気道炎症、喘息患者の気道炎症の悪化などが報告されているため、喘息患者の方やアレルギー体質の方は摂取に注意が必要です。また、小児(15歳以下)の摂取も副作用の観点から国立健康・栄養研究所では非推奨としています。

他にも心筋梗塞の既往歴のある患者 (平均年齢60歳以上) 153名を対象とした二重盲検無作為化比較対照試験において、アルギニン3g×3回/日を6ヶ月間摂取させたところ、試験期間中の死亡率が対照群より高かったという報告があるため、冠状動脈性心臓病の疾患がある方の摂取は医師に相談したほうが良いでしょう。また報告はありませんが、アルギニンは理論的には降圧剤や硝酸塩、シルデナフィル (バイアグラ) との併用で低血圧が起きる可能性があるので、これらの投薬を受けている方や元々低血圧の方も摂取には注意が必要です。

肝機能障害・腎機能障害の方も、アルギニンの大量摂取は代謝により内臓に負担をかけるため控えたほうが良いでしょう。しかしアルギニンによる肝障害の改善や、腎機能改善も報告されているため、適切な量であればアルギニンの摂取は効果的かと思われます。いずれにしても疾患がある方のアルギニン摂取は医師に相談するのが望ましいです。

妊娠中のアルギニン摂取は適切な短期間の経口摂取であれば安全性が示唆されていますが、妊娠中の長期摂取および授乳中における安全性については、信頼できるデータが充分に無いので、その期間のアルギニンの摂取は避けるべきです。


スポンサードリンク